親が電話に出ないときの安否確認|誰に頼むかの順番と警察への相談・鍵の備え

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いつもは出る時間なのに、何度かけてもつながらない。朝かけても出ない。昼にかけ直しても出ない。折り返しも来ない。離れて暮らしていると、すぐ見に行けない分だけ「大げさかもしれない」「何もなかったら親に恥をかかせる」と迷っているうちに時間が過ぎていきます。

この記事では、今日つながらないときに誰へどの順番で連絡するかを、状況別の表で引けるようにしました。警察に相談するときに伝えること、家に入るときの鍵、次に備える取り決めと、電話以外で無事を知る方法も続けて説明します。

先に結論

→ 状況別に「次にすること」を引く表へ

この記事で紹介する道具3つ(気づける電話・合鍵の受け渡し)

価格・仕様は変わることがあります。購入前に、下の各商品の説明と販売ページで確認してください。

電話に出ないとき、まず考えられるのは「気づかない・出られない」

呼び出し音が小さくて聞こえない、携帯をかばんに入れたまま、知らない番号だと思って出ない、充電が切れている。親が電話に出ない理由には、たとえばこうしたものがあります。

Yahoo!知恵袋には、母親が携帯をかばんに入れたまま2、3日見ていなかったという回答者の経験談もあります(Yahoo!知恵袋の回答、2022年の投稿)。

鳴っていることに気づかない・操作が難しいといった理由ごとの端末の設定は「親とビデオ通話する端末の選び方」で、耳が遠くなってきた場合の電話の工夫は「親の耳が遠くなったときの話し方」で説明しています。

知らない番号を警戒して出ないようにしている場合は、「実家の固定電話の詐欺電話対策」の着信の仕組みも関係します。

それでも動く目安は「普段との差」

何時間たったら次に進む、という線は、この記事では引きません。見るのは、普段の生活リズムとどれだけ違うかです。次のどれかに当てはまるなら、1〜2回かけて様子を見るだけにとどめず、近くの人に見てもらう(下の表の2行目以降)へ進んでください。

季節については、東京消防庁管内の救急搬送データで、高齢者がおぼれる事故は12月から3月にかけて多く、令和6年は発生場所の9割以上が「住宅等居住場所」で、その多くが浴槽だと書かれています(東京消防庁「救急搬送データからみる高齢者の事故」、2026年11月7日参照)。

入浴中の見守りの備えは「親が一人でお風呂に入るのが心配」にまとめています。

今日つながらないときの順番

先に、いまの状況から「次にすること」を引ける表を置きます。上から順に進むのが基本ですが、倒れている・急病が疑われるときは途中を飛ばして119番、急いで警察の対応が要るときは110番です。

いまの状況次にすること連絡先
1〜2回かけて出ない。この時間は出ないこともある時間を置いて、固定電話と携帯の両方にかける。SMS・LINEも送る親本人
いつも出る時間帯に何度かけても出ない。折り返しも無い近くに住む人に、家の様子(明かり・郵便受け・呼び鈴への応答)を見てもらう近くの親族・知人・近所の人
見に行ける人がいない(実家が賃貸)入居者の様子を確認できないか相談する。鍵を開けてもらえるとは限らない管理会社・大家
見に行ける人がいない(持ち家)状況を伝えて、様子を確かめる方法を相談する。民生委員に確認を頼める場合がある地域包括支援センター・実家のある市区町村の高齢福祉の窓口
見に行った人が呼びかけても応答が無い。持病があって心配だが、緊急かどうか迷う最後に連絡が取れた日時・持病・住所・鍵を持っている人を伝えて相談する#9110、または実家を管轄する警察署
倒れているのが見えた・急病やけがが疑われるすぐに119番で救急車を呼ぶ。中に入れない、事件の可能性があるなどは110番119番(救急)/110番

※この表は、この記事の各節の内容を状況別に並べ直したものです。警察や窓口がどう対応するかは、その場の状況を聞いて相手側が判断します。

1. 時間と手段を変えて連絡する

少し時間を空けてから、固定電話と携帯の両方にかけてみます。電話に出られない状況でも、SMSやLINEなら後で見て返事をくれることがあります。

「元気なら返信して」のように、返事が一言で済む文面にしておくと、親が後で見たときに返しやすいかもしれません。

2. 近くの親族・知人・近所の人に様子を見てもらう

近くに住む親族や、親と付き合いのある知人・近所の人に、家の様子を見てもらいます。呼び鈴に応答があるか、明かりがついているか、郵便受けに郵便物がたまっていないか、といった外から分かることだけでも、次に進むかどうかの判断材料になります。

頼むときは、自分の電話番号と、見てほしいことを具体的に伝えてください。

3. 賃貸なら管理会社・大家に相談する

実家が賃貸住宅なら、管理会社や大家に事情を話して、様子を確認してもらえないか相談できる場合があります。ただし、鍵を開けて部屋に入ってもらえるとは限りません。

管理会社や大家には鍵を開ける義務が無く、断られることもあると解説している警備会社の記事もあります。開けてもらえなかったときは、次の窓口へ進んでください。

4. 地域包括支援センター・市区町村の窓口に相談する

見に行ける人がいないときは、実家の地域を担当する地域包括支援センターか、実家のある市区町村の高齢福祉の窓口に、親の名前・住所と、連絡が取れない状況を伝えて相談します。

地域の民生委員に様子の確認を頼める場合があります。介護サービスを使っていて担当のケアマネジャーがいるなら、ケアマネジャーにも連絡してください。

どの地域包括支援センターが実家の担当かは、実家のある市区町村の代表番号に電話して、高齢福祉の担当につないでもらうと確かめられます。

5. 警察に相談する

ここまでで様子が分からず、普段との差が大きいときは警察に相談します。110番と#9110の使い分け、伝えることは次の節にまとめました。倒れている・急病が疑われるときは1〜4を待たずに119番、事件の可能性があるなど急いで警察の対応が要るときは110番してください。

警察に相談するとき

110番と#9110の使い分け

事件・事故の緊急の通報は110番、緊急ではない相談は最寄りの警察署か警察相談専用電話「#9110」です(警察庁の案内)。親と連絡が取れない場面では、倒れているのが見えた・急病やけがが疑われるなら119番、事件の可能性があるなど急いで警察の対応が要るなら110番、心配だが緊急かどうか判断がつかないなら#9110か実家を管轄する警察署、と考えてください。

遠方に住んでいても相談はできます。対応は、警察が状況を聞いて判断します。

伝えること(前もってメモしておく)

電話口で慌てないように、次の項目をメモにしておくと伝え漏れが減ります。下の表は、そのまま印刷して記入できる形にしてあります。

伝えること書いておく内容の例
親の住所・氏名・年齢建物名・部屋番号まで。一戸建てなら目印(角の家、青い屋根など)
親の特徴身長・体格・髪型、よく着ている服。最近の写真をスマホに入れておく
最後に連絡が取れた日時と手段「11月6日 夜8時ごろ 固定電話で話した」のように
持病・飲んでいる薬・かかりつけ病名、薬の名前(お薬手帳の写真)、かかりつけの病院名
普段の生活リズムいつもは何時ごろ電話に出るか、デイサービスなど外出の予定がある曜日
鍵を持っている人名前・続柄・電話番号・実家までかかる時間。キーボックスがあるならその場所
自分の連絡先つながりやすい電話番号と、自分が実家に着くまでの時間

※最後に連絡が取れた日時・持病・住所・鍵の所在は、警備会社の解説記事でも警察に伝える情報として挙げられています(ALSOK「親と連絡が取れないときどうする?」、2026年11月7日参照)。

警察の対応範囲

警察が家の中まで入って確かめるかどうかは、その場の状況を見て警察が判断します。家族が頼めば必ず入ってもらえるわけではありません。対応は状況によって異なるので、「何をしてもらえるか」を先に決めつけず、上の表の内容を伝えて相談してください。

外出したまま戻らない場合(認知症の方が家に帰れなくなった場合など)は、行方不明者届の手続きが関係することがあります。どう扱うかは警察に相談して確認してください。その備えは「認知症の親のGPS端末の選び方と持たせ方」で説明しています。

家に入るときの鍵

様子を見に行けても、鍵が無ければ中は確かめられません。だからといって、ドアや窓を壊すなどして家族だけで無理に入ろうとせず、まず警察や管理会社に相談してください。

入るかどうかは状況によって判断されます。鍵の問題は、連絡がつかなくなってから考えても間に合わないので、次の3つを前もって決めておきます。

合鍵を誰が持つか

まず考えたいのは、実家の近くに住む親族や信頼できる知人に合鍵を1本預けておく方法です。預けた相手の名前と連絡先は、きょうだいの間でも共有しておきます。

郵便受けの中や植木鉢の下に鍵を隠しておく方法は、防犯の面で避けてください。帰省したときに見ておきたい鍵まわりの点は「一人暮らしの親の家の防犯」にまとめています。

暗証番号式のキーボックス

近くに合鍵を預けられる人がいない、預け先が複数いて鍵を何本も作りたくない、という場合の選択肢が、暗証番号で開ける小さな鍵入れ(キーボックス)です。番号を知っている人だけが中の合鍵を取り出せます。

鍵を家の外に置くことになるので、置き場所と番号の決め方を次のようにしてください。

具体的な製品は下の道具の節で紹介しています。

自治体の緊急通報装置や警備会社での鍵の扱い

自治体の緊急通報装置には、駆けつけのために合鍵を委託先の警備会社などに預ける方式の例があります。鍵を預けられないと使えない自治体もあり、扱いは市区町村ごとに違います。自治体ごとの例は「緊急通報ボタンと転倒検知の選び方」の表に載せています。

警備会社の見守りサービスを使う場合は、駆けつけを受けるときに鍵をどう扱うかを、資料請求・見積りの段階で確認してください。

電話に出ない日に備える取り決め

今回は何事もなかったとしても、また電話がつながらない日は来るかもしれません。次にあわてないために、「何時に・誰から・出なかったら次に誰へ」を家族と親で決めておきます。下は記入例です。家族の人数や距離に合わせて書き換えてください。

決めること記入例
いつもの連絡毎日 朝9時ごろ、長女が携帯にかける(出られない日はLINEのスタンプでよい)
出なかったとき昼休みに固定電話と携帯にかけ直し、SMSを送る
見に行く人1番目=近所の○○さん、2番目=車で40分の叔父
合鍵叔父が1本。キーボックスの番号は長女と叔父だけが知っている
窓口・警察に連絡する人長女(不在なら長男)。地域包括支援センターと実家を管轄する警察署の番号を、家族全員のスマホに登録
親に頼んでおくこと旅行・入院・通院で出られない日は、前日までに一言伝える

決めた連絡先の一覧は、見に行ってもらう近所の人や、賃貸なら管理会社とも共有しておくと、近所の人や管理会社が異変に気づいたときに、すぐ家族へ連絡できるようになります。

実家の電話機のそばに家族の番号・110番・#9110を書いた紙を貼っておく方法は「帰省したら実家で見るところ」で紹介しています。

きょうだいで分担するなら、誰が窓口役になるかは「親の介護を兄弟で分担する」の連絡の決め方が参考になります。見に行くたびにかかる交通費と割引は「遠距離介護にかかるお金」で計算できます。

電話以外で「今日も無事」を受け取る仕組み

電話に出るかどうかだけに頼っていると、出ない日のたびに同じ不安が起きます。電話とは別に、毎日の暮らしの動きから無事を知らせてくれる仕組みがあります。

ここでは名前と仕組みを紹介します。方式ごとの費用の比較は「実家にWi-Fiがない方の見守り」にまとめています。

電球型のように、親が普段どおり暮らすだけで知らせが届く形もあります。親側に要る操作(自動音声の電話に出る、ポットを使うなど)はサービスごとに違うので、各サービスの公式ページで確かめてください。

カメラを置く場合の置き場所と、監視されている感じを減らす工夫は「見守りカメラはどこに置く?」と「離れて暮らす親の見守りカメラ・センサー比較」で扱っています。

見守り・認知症の道具の一覧は「見守り・認知症の介護用品」から探せます。

駆けつけてもらえる仕組み

電話以外のサインで「いつもと違う」と分かっても、遠くに住んでいれば、すぐには見に行けません。家族が着くまでの時間に代わりに行ってくれるのが、通報を受けて人が駆けつける仕組みです。

自治体の緊急通報装置は、市区町村の独自事業として、ひとり暮らしや高齢者だけの世帯などに貸し出される例が多く、費用は無料のところから定額・所得に応じた負担のところまで自治体ごとに違います。

警備会社の見守りサービスは、自分で契約して、初期費用と月額を払って使います。押すボタン・自動で検知する機器の違いや、押したあとに誰へ届くかの流れは「緊急通報ボタンと転倒検知の選び方」で詳しく比べています。

駆けつけの資料請求
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救急通報を受けて駆けつける:セコム「親の見守りプラン」

通報を受けると24時間365日駆けつける(公式ページの記載)

  • 救急通報急病やけがのときは、救急通報ボタンを握るとセコムに救急信号が送られる(公式ページの記載)
  • 無料のもの資料請求・見積り(公式ページの問い合わせ欄に「無料」と表示)

下のボタンはセコム・ホームセキュリティの資料請求ページへのリンク(広告)です。親の見守りプランについては、資料請求・見積りのときに問い合わせてください。

向いている方
  • 家族がすぐには駆けつけられない距離に住んでいる
  • 近くに見に行ってもらえる親族や知人がいない
見積りで確かめること
  • 駆けつけの拠点から実家までの距離
  • 駆けつけ時の鍵の扱い(どうやって家に入るか)
  • 月額と工事費、契約期間
  • 親に押してもらうボタンなどの操作

料金の例と、ほかの見守りの方式との比較は「実家にWi-Fiがない方の見守り」に載せています。比べるときは、上の4つを同じ条件にそろえて見積りを並べてください。

セコム・ホームセキュリティの資料を請求する

※セコム・ホームセキュリティの資料請求のページへ移ります(広告)。申し込みの条件はリンク先の表示で、料金は資料と見積りで確かめてください。

出典:セコム「親の見守りプラン」(secom.co.jp)。2026年11月7日参照。

着信に気づける道具・合鍵を渡す道具

電話に出ない理由が「鳴っているのに気づかない」なら、着信を光や大きな音で知らせる道具が役に立つことがあります。今の電話機に後から付ける機器と、電話機ごと替える形の2つを1つずつ選びました。

もう1つは、合鍵の受け渡しに使うキーボックスです。数値はメーカー・販売店のページの公表値で、編集部による実機テストは行っていません。

道具(例)こんなときの選択肢仕様価格確かめること
キーボックス
ノムラテック NEWキーストック ハンディ N-1296
合鍵を預けられる人が近くにいない本体 約65×34×182mm・収納 約44×22×105mm・ダイヤル式(暗証番号は変更可)リンク先の販売ページで確認実家の鍵が収納寸法に入るか。取り付け場所
着信ランプ
ELPA フラッシュリンガー TEA-080
今の電話機の呼び出し音に気づかない着信をLEDと約90dBのベルで知らせる。LEDだけでも使えるリンク先の販売ページで確認実家の電話機につなげるか(商品ページの対応機種)
電話機
シャープ JD-V39CL(子機1台)
電話機ごと替えて、着信を光と大きな音で知らせたい大音量フラッシュ着信(親機のみ)。親機 約615gシャープ公式通販で16,500円(税込・2026年11月7日参照)子機ではランプが光らない。親機を置く場所

※仕様はメーカー・販売店のページの公表値です(2026年11月7日参照)。キーボックスの寸法は販売店ページの掲載値(検索で表示された要約を含む)で、編集部で実物や商品ページ本体を確かめたものではありません。

購入前にリンク先の商品ページで型番・寸法・対応機種を確認してください。着信ランプの価格は販売店によって差があり、キーボックスも価格が変わることがあります。

合鍵の受け渡し
🔑

合鍵を近くの人に渡す:暗証番号式のキーボックス

ダイヤル式・暗証番号は変更できる

向いている方
  • 近くに合鍵を預けっぱなしにできる人がいない
  • 見に行く人が何人かいて、合鍵を何本も作りたくない
気になる点
  • 鍵を家の外に置くことになる。取り付け場所と番号の管理に注意が要る
  • 収納の寸法(約44×22×105mm)を超える鍵は入らない

ノムラテックのNEWキーストック ハンディ N-1296。ダイヤルを合わせて開ける形で、暗証番号は自分で変えられます。番号は誕生日などを避けて決め、教えた相手を記録しておいてください。

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今の電話に足す
🔔

今の電話機に足す:着信を光とベルで知らせる機器

LED+約90dBのベルで着信を知らせる

向いている方
  • 電話機は替えたくないが、呼び出し音に気づかないことが多い
  • 台所や居間など、電話機から離れた所にいることが多い
気になる点
  • つなげる電話機かどうかは、商品ページの対応機種で確認が要る

ELPAのフラッシュリンガー TEA-080。着信をLEDランプと約90dBのベルで知らせる後付けの機器で、LEDだけで使うこともできると販売店のページにあります。どの電話機につなげるかは商品ページの対応機種で確認してください。

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電話機ごと替える
☎️

電話機ごと替える:大音量フラッシュ着信の電話機

シャープ公式通販で16,500円(税込・2026年11月7日参照)

向いている方
  • 実家の電話機が古く、買い替えを考えていた
  • 着信を音だけでなく光でも知らせてほしい
気になる点
  • 光って知らせる大音量フラッシュ着信は親機だけで、子機は非対応
  • 親が子機を持ち歩いて使う家では、親機の置き場所を考える必要がある

シャープのデジタルコードレス電話機 JD-V39CL(子機1台)。2023年7月発売で、親機は約190×198×68mm・約615g(ACアダプターを除く)です。価格はシャープ公式通販COCORO STOREの表示で、2026年11月7日に参照しました。楽天・Amazonの価格はリンク先で確認してください。

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介護保険は使える?費用のこと

この記事で紹介したキーボックス・着信ランプ・電話機は、介護保険の福祉用具として案内されている種目とは別の一般の商品で、自費で買うものとして紹介しています。対象になるかどうかは担当のケアマネジャーに確かめてください。

見守りの機器で介護保険の福祉用具貸与の種目にあるのは「認知症老人徘徊感知機器」で、厚生労働省の通知は、認知症の方が屋外に出ようとした時などにセンサーで感知して家族や隣人などへ通報するもの、と定めています。

電球型・ポット型・電気の使用量で知らせるサービスは、この定義とは仕組みが違います。介護保険で借りられる前提では考えず、対象になるかどうかは担当のケアマネジャーに確かめてください。

徘徊感知機器は、要支援1・2と要介護1の方は原則として対象外です。例外に当たるかどうかは、担当のケアマネジャーか実家のある市区町村に確認してください。詳しい扱いは「実家にWi-Fiがない方の見守り」で説明しています。

自治体の緊急通報装置や見守りの訪問は、介護保険の福祉用具とは別の、市区町村の事業として行われていることが多く、対象と費用は自治体ごとに違います。地域包括支援センターか、実家のある市区町村の高齢福祉の窓口で聞いてください。

まだ要介護認定を受けていない場合の進め方は、「親の介護は何から始める?」にまとめています。

介護保険の申請の流れを見る

よくある質問

何時間連絡が取れなかったら、警察に相談すればいいですか?

何時間で、という一律の基準は、2026年11月7日に確認した警察の案内ページの範囲では示されていません。いつも出る時間に出ない、折り返しが無い、持病があるなど、普段と違う状態かどうかで判断してください。迷うときは#9110か実家を管轄する警察署に相談し、倒れている・急病が疑われるなら時間を待たずに119番、急いで警察の対応が要るなら110番してください。

警察は家の中まで確認してくれますか?

状況によります。家族が頼めば必ず入ってもらえるわけではなく、警察がその場の状況で判断します。まず110番(緊急のとき。倒れているなど救急が要るときは119番)か、実家を管轄する警察署・#9110(緊急でないとき)に、最後に連絡が取れた日時・持病・住所・鍵を持っている人を伝えて相談してください。

遠くに住んでいても、実家の近くの警察に相談できますか?

相談できます。#9110はかけた場所の都道府県警察の相談窓口につながるので、離れて暮らしているなら、実家を管轄する警察署の電話番号を調べて直接かける方法もあります。急病やけがが疑われるなら119番、緊急で警察の対応が要るなら110番です。対応は警察が状況を聞いて判断します。

近所に様子を見てもらえる人がいないときは、どうすればいいですか?

実家の地域を担当する地域包括支援センターか、実家のある市区町村の高齢福祉の窓口に、親の名前・住所と連絡が取れない状況を伝えて相談してください。民生委員に様子の確認を頼める場合があります。実家が賃貸なら管理会社や大家にも相談できますが、鍵を開けてもらえるとは限りません。次に備えて、郵便局のみまもりサービスや警備会社の駆けつけなど、人が様子を見に行く仕組みを検討する方法もあります。

親が見守りの機器やサービスを嫌がるときは?

「電話に出ない日に、誰が見に行くかを決めておきたい」と、取り決めの話として切り出す方法があります。親の気持ちを聞きながら進めてください。電球を替えるだけ、ポットを使うだけなど、親の操作が少ない仕組みもあります。監視されている感じを減らす選び方は「離れて暮らす親の見守りカメラ・センサー比較」で説明しています。

状況別の「次にすること」を見る